梅雨の湿気対策、海苔・乾物・粉物は真空パックで湿気らせない
梅雨に入って最初の週末、戸棚から出した焼き海苔のパッケージを開けて、少しがっかりしたことはありませんか。指先にしっとりと吸いつく感触。先月まではパリッとしていたのに、今は折り曲げるとしなる。巻き寿司を作る気力が少し削…
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梅雨の湿気対策、海苔・乾物・粉物は真空パックで湿気らせない
梅雨に入って最初の週末、戸棚から出した焼き海苔のパッケージを開けて、少しがっかりしたことはありませんか。指先にしっとりと吸いつく感触。先月まではパリッとしていたのに、今は折り曲げるとしなる。巻き寿司を作る気力が少し削がれます。うちでは毎年この時期、海苔だけではなく、鰹節の袋、干し椎茸の保存容器、片栗粉の袋、開封済みのせんべい、そしてコーヒー豆まで、ありとあらゆる乾物が一斉に湿気ていきます。
しかも厄介なのは、ジッパー袋と乾燥剤では追いつかないことです。ジッパーの噛み合わせは数ミリの隙間があり、開け閉めのたびに湿った空気が入ります。乾燥剤はその入ってきた水分を吸ってくれるだけで、袋の中の空気そのものを追い出してはくれません。だから「早く使い切る」以外の対策が思い浮かばず、毎年同じ季節に同じ失敗を繰り返していました。
湿気で駄目になるのは、海苔だけじゃない
うちの戸棚で梅雨にやられる顔ぶれを挙げてみます。焼き海苔、鰹節、干し椎茸、煮干し、桜えび、昆布、そして粉物。小麦粉、片栗粉、お好み焼き粉、ホットケーキミックス。あとはせんべいやクラッカー、開封したナッツ、コーヒー豆。意外と見落とすのが、珈琲の豆です。湿気を吸うと香りが飛び、ミルで挽いたときの粉の散り方まで変わります。
粉物はとくに厄介で、袋の口を輪ゴムで縛っていても、梅雨を越えるとダマになります。ダマになった片栗粉をふるいにかける手間を考えれば、最初から湿気させないほうが早い。そして粉物の保存については、ダニの発生が注意喚起されることがあります。高温多湿の環境で長く開封状態にしておくとリスクが上がると言われていて、これは梅雨から夏の日本の台所の現実です。不安を煽るつもりはありませんが、開封した粉をそのまま袋で放置するのは、できれば避けたいところです。
真空パックで何が変わるのか、正直に書きます
真空パック機というと「なんでも長持ち」と思われがちですが、実際にやっていることはシンプルです。袋の中の空気を抜いて、湿気の入る余地を減らす。乾物の場合、これが効きます。空気が少なければ、袋に残った水分も、外から入ってくる湿気も、量が限られるからです。
FreshLock Pro は -60kPa まで吸引します。この数字が効くのは、厚みのある袋や、干し椎茸のようにかさばるものを入れたときです。吸引力が弱いと袋の隅に空気が残り、そこから湿気が回ります。実際に干し椎茸を4枚入れて引いてみると、伞の裏の褶まで袋が密着します。ここまで密着すると、ジッパー袋とは別物だと感じます。
ただし正直に言うと、真空パックは万能ではありません。やわらかいせんべいや割れやすいものは、吸引時に割れることがあります。うちではせんべいは「弱」モードで、袋を少し大きめに切って使っています。生の野菜や水分の多いものも、真空にすると逆に傷みが早くなることがあり、これは真空パックの守備範囲外です。あと、一度開けたらその時点で真空は解除されるので、毎回引く手間はかかります。面倒だと感じる人には向きません。
乾燥剤と併用するのが、うちの落ち着いた結論
真空パックだけが正解、という書き方はしません。うちでは、真空パックした袋に小さめの乾燥剤を1つ一緒に入れることがあります。理由は単純で、真空にしても袋の中に完全な無酸素・無水分にはならないからです。とくに開封を繰り返す調味料系は、乾燥剤を併用したほうが安心できます。逆に、一度で使い切る海苔の大判や、すぐ食べるコーヒー豆は、真空だけでも十分効果を感じます。
手順としては、袋に品名と日付を油性ペンで書いてから密封します。これをやらないと、冷凍庫や戸棚の中で何がいつ入ったか分からなくなります。うちでは海苔は常温、粉物は冷蔵庫の野菜室、コーヒー豆は冷凍庫と、置き場所を分けています。粉物を冷蔵庫に入れると結露が心配になりますが、真空パックなら袋の中に湿気が入りにくく、出し入れのたびのダメージが減ります。
向かないもの、向くものを分けて考える
向くのは、乾物、粉物、コーヒー豆、開封済みの菓子、そして海苔です。とくに梅雨の時期に買い置きする干し椎茸や煮干しは、真空にしておくと夏を越えたときの匂いの立ち方が違います。向かないのは、生鮮野菜、やわらかいパン、割れやすい煎餅、そして頻繁に開け閉めする調味料の一部です。調味料は少量ずつ小分けして真空にしたほうが、結果的に手間が減ります。
梅雨対策というと除湿剤や除湿機に目が行きますが、戸棚の中の「袋の中」の湿気は、意外と手つかずのままです。乾燥剤を入れてもジッパー袋では限界がある、と感じているなら、一度袋ごと空気を抜く方法を試してみる価値はあると思います。うちでは、梅雨入り前にまとめて引いて、それで夏を越しています。
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